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意図しない形

先日来訪頂いたお客様の話
工房併設の展示場にていろいとお話をしていた時に、何気に窓辺にあった小さな木のかたまりを見られて、いい形ですね!と言われた事がありました。

じつはその小さな木は、家具製作中に出た端材で、まきストーブ用にと集めておいた物の1つでした
家具を製作する際、機械での作業がメインになる為、元々丸い丸太が色々な工程を経て一枚の板になり、それをさらに綺麗な立方体にするところから製作作業が始まります。
そして形が整った材料を縦に切ったり横に切ったりして家具のパーツに整形して行くのですが、その際切り落とした端材は四角や丸などそのまま積み木に使える様な規則正しい形状をしています、そんな端材の中でも、複雑な角度の加工や数種類の機械を使い切り落とされた端材は切るまで頭では予測ができない様な複雑な形をしており、置くだけでオブジェになりそうなものや、その端材の形がヒントになり、家具のデザインや加工方法に反映されると言う事は少なくありません。
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